アップル独自クレカ「Apple Card」を1日使ってみた

Jason Cipriani (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル2019年08月16日 07時00分

 8月9日の早朝、筆者はAppleの最新製品にサインアップした。その最新製品とは、クレジットカード、正確には「Apple Card」のことだ。決して、新しいクレジットカードが必要だったわけではない。筆者と妻には、何年も前に誤った金銭的判断を下したことにより抱えてしまった負債を何とか完済した経験がある。だが、好奇心には勝てず、サインアップした。

 Apple Cardには、手数料無料、「Daily Cash」と呼ばれるキャッシュバックプログラム、高級感の漂うチタン製の物理カードなどの特徴があり、口座管理機能が「iPhone」に直接組み込まれている。非常にApple的な製品だ。つまり、ミニマルでセットアップが簡単であることに加えて、うまく設計されており、調子に乗って使いすぎてしまった場合には借金を負うことになる可能性を秘めている。

 サインアッププロセスは、「Wallet」アプリを開いてから1分足らずで完了した。いくつかのボタンをタップすると、白色のApple Cardが「Apple Pay」アカウントに表示され、使用可能な状態になった。筆者は自動車でスターバックスを訪れ、コーヒーと朝食のサンドイッチを買って、帰宅した。

 帰宅後、Walletアプリを開いて、取引を確認したところ、Apple Cardが部分的にオレンジ色に変わっていることに気づいた。この色が変わる効果には狙いがある。Appleは、Apple Cardによって、ユーザーがどこでどのようにお金を使っているのかを把握させたいと考えている。7種類の支出カテゴリーがあり、カテゴリーごとに異なる色が割り当てられている。決済するたびに、最新の購入記録がカードの色に反映される。

 筆者は昼頃、妻と連絡を取り、用事を済ますついでにメキシコ料理レストランチェーンのChipotleで料理を受け取ってきてほしいと頼んだ。筆者はChipotleのアプリ経由で注文済みだったので、妻は店内に入って、料理を受け取り、帰宅するだけでよかった。意外にもChipotleのアプリはApple Payに対応しているので、筆者はApple Cardを使って決済した。

 これで、筆者のカードは全体的にオレンジ色になった。

figure_1
提供:Jason Cipriani/ZDNet

 筆者は朝食と昼食の両方の決済でApple Payを利用しているので、2%のキャッシュバックを獲得できる。もしApple Cardを使ってAppleから何かを購入していたら(例えば、「App Store」からアプリを購入したり、「Apple Store」から新型「iPad」を購入するなど)、3%のキャッシュバックを得られていたはずだ。物理的なカードが到着したら、そのカードを使ったあらゆる取引で1%のキャッシュバックを獲得することができる。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]