次期「iPhone」に対する人々の期待をあおるため、Appleは毎年、何か刺激的なものを考え出す必要がある。2019年は、それが特に顕著だ。第3四半期(4-6月期)のiPhoneの売上高は12%減少した。iPhoneから「Android」に乗り換える人も増えているとの調査結果もある。こうした状況で、同社は新しいユーザーを獲得し、既存のユーザーにアップデートし続けてもらうために、どうしても「iPhone 11」「iPhone 11R」「iPhone 11 Max」(別の名前になる可能性もある)を魅力的な製品に仕上げる必要がある。
それでは、Appleは2019年のiPhoneをいつ正式に発表するのだろうか。同社はiPhoneイベントへの招待状をまだ送付していないが、過去の例を踏まえると、Appleは米国時間9月10日(火)に次期iPhoneを発表するのではないか、と筆者は予想している。これは、あくまでも経験に基づく推測にすぎないことに注意してほしい。この日付が正しいかどうかについて、われわれはAppleから何の確証も得ていない(Appleにコメントを要請したが、すぐに回答を得ることはできなかった)。それでも、いくつかの理由から、これが最も可能性の高い日付だと考えている。
過去7年間、Appleはレイバーデー(9月の第1月曜日)と同じ週かその翌週のどちらかにiPhoneを発表してきた。これまで、レイバーデーが9月3日以前の場合、Appleはその翌週にiPhoneを発表した。2015年と2016年のように、レイバーデーが9月5日以降の場合は、その次の水曜日(レイバーデーの2日後)にiPhoneが発表された。以下の表を見れば、筆者が言っていることをご理解頂けるはずだ。
モデルと年 | 発表日 | 発売日 |
---|---|---|
iPhone XS/XS Max (2018) | 9月12日(水) | 9月21日(金) |
iPhone 8/8 Plus (2017) | 9月12日(火) | 9月22日(金) |
iPhone 7/7 Plus (2016) | 9月7日(水) | 9月16日(金) |
iPhone 6S/6S Plus (2015) | 9月9日(水) | 9月25日(金) |
iPhone 6/6 Plus (2014) | 9月9日(火) | 9月19日(金) |
iPhone 5S (2013) | 9月10日(火) | 9月20日(金) |
iPhone 5 (2012) | 9月12日(水) | 9月21日(金) |
2019年のレイバーデーは9月2日(月)だ。上記の慣習に従えば、Appleは新型iPhoneを翌週の火曜日か水曜日、つまり9月10日か9月11日に発表するだろう。いずれの日付もこのパターンに適合するが、米国同時多発テロ事件関連のニュースが報じられるという明白な理由から、9月11日は避けるのが得策だろう。筆者は、9月10日の方が可能性が高いと予想する。先行予約の受付もその週の金曜日、つまり9月13日に始まるのではないだろうか。
この日付は、店頭発売および出荷予定日とも整合性がとれている。筆者はどちらの予定日も9月20日(金)と予想している。過去7年間、通常のiPhoneのフラッグシップモデルは9月の第3週頃、つまりAppleの発表から約1週間半後の金曜日に発売されている。「iPhone XR」「iPhone X」「iPhone SE」などの特殊なiPhoneは、独自のタイミングで出荷された。iPhone XRは10月に発売されたので、iPhone 11Rも10月にユーザーの手に入ることになるかもしれない。
予想は以上だ。Appleは9月10日に新しいiPhone 11シリーズを発表して、9月13日に先行予約の受付を始め、9月20日に出荷を開始すると筆者は考えている。もう一度言うが、Appleから確証を得たわけではないので、これらは予想にすぎない。しかし、筆者の予想が正しいかどうかは、近いうちに明らかになるだろう。筆者は2018年、1本のコーラを賭けて予想し、見事に予想を的中させた(ところで、そのコーラはまだもらっていない)。2019年の予想については、ポッキー1箱でも賭けようか。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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