シャープは7月10日、BS4K、110度CS4Kチューナーを搭載した液晶テレビ「アクオス 4K BN1/BL1/BJ1」シリーズを発表した。いずれも4Kチューナーをダブルで備え、4K放送視聴中に別の4K放送と、地上、BS、CSデジタル放送の2番組同時裏録画に対応する。発売は7月27日。
全機種にAndroid TVの最新プラットフォーム「Android 9 Pie」を採用し、YouTubeやNetflix、Huluなどの動画配信サービスやゲームなどのネットコンテンツの利用が可能だ。
新開発の「AQUOS 4K Smart Engine PRO II」は、8K液晶テレビ向けに開発した色再現回路を4K液晶テレビに応用することで、広色域技術「リッチカラーテクノロジー」の色彩表現力を向上。新4K衛星放送で採用されているHDR規格も、忠実に再現する「HLG階調復元回路」も備える。HDR10、HLGに加え、BN1シリーズは、「ドルビービジョン」方式のHDR規格もサポート。2019年度中のソフトウェア・アップデートにより対応する予定だ。
テレビの視聴時間帯や録画予約状況から、おすすめ番組を音声で知らせる「COCORO VISION」は、新4K放送にも対応。地上デジタル、BSデジタル放送に加え、新4K星放送の番組の番組の視聴履歴も学習する。
スタンドの奥行きを従来機比で5cm短くしたことで、省スペース設置を追求。回転式スタンドも採用し、視聴位置や見やすい角度で視聴が可能だ。
上位機種となるBN1シリーズのみ、低反射の「N-Blackパネル」を採用し、映り込みを抑え、つややかな黒を表現。60、70V型には、新開発の高透過率4K液晶パネルを採用。バックライトの光源を有効に活用することで、年間消費電力量を従来機比で7%低減しながら。輝度は約20%向上させている。
70V型を除くBN1シリーズは、前向きトゥイーターと背面サブウーファーを配置した「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を採用し、低域から高域まで臨場感ある高音質を再現。70V型は「WIDE-AREA SOUND SYSTEM」、BL1シリーズは「FRONT OPEN SOUND SYSTEM」を採用する。
別売オプションとしてAQUOS専用USB HDD「4R-C40B1」(想定税別価格:3万2000円前後/7月27日発売)とシンプルリモコン「AN-52RC3」(想定税別価格:3000円前後/8月24日発売)も発売する。USB HDDは4TBのHDDを搭載し、2K番組の同時録画ができるほか、4K番組の裏番組録画に対応。防振、静音設計を採用する。大型テレビでも接続しやすいよう、2メートルケーブルを同梱する。
シンプルリモコンは、4K8K切り替えボタンを備え、新4K8K衛星放送にダイレクトで切り替えが可能。放送と録画視聴に必要なボタンだけを搭載している。
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