Galaxy Foldが最も頑丈に感じられるのは、本体を閉じているときだ(とはいえ、2つのパーツで構成されるケースが同梱されている)。その重さと滑らかなガラス仕上げは、ある種の厳粛さを醸し出している。サムスンは、グリーンとブルーのモデルでヒンジをゴールドかシルバーにカスタマイズできるようにしており、ヒンジをさらに美しく見せようとまでしている。
ヒンジは滑らかに動くが、この大きな機構により、スマートフォンの「翼」の部分の幅がやや狭くなっている。閉じた状態だと、サンドイッチのように見える。右側には、音量ボタンと電源ボタンが配置されており、指紋リーダーは「Bixby」ボタンも兼ねている。筆者はすでに何度かそれを誤って押してしまった。
折りたたんだ状態だと、折りたたみ式携帯電話や昔のキャンディーバータイプの携帯電話のように感じると言わざるを得ないが、電話をかけるのにはなかなか便利だ。折りたたんだ状態で、電源ボタンを2回押してカメラを起動したり、本体のロックを解除したりするのは、それほど便利ではない。なぜなら、閉じた状態だと、それらのボタンは、側面から見て2つある山(本体)の奥側にあり、この山を1つ越えてボタンを押さなければならないからだ。このせいで、操作を誤ってしまう可能性もある。
スマートフォンの本当の用途、つまりアプリの使用に関して言うと、閉じた状態の小型の画面で使用するのは、少々難がある。外側のスクリーンは、ユーザーが使い慣れているどのスマートフォンよりもはるかに小さいものの、インストールされたすべてのアプリにアクセスできるようになっている。サムスンは大きな時計ウィジェットをプレインストールしており、ユーザーはこれをタップして、時計アプリにアクセスすることが可能だ(アラームを設定するのに便利)。この時計ウィジェットをカスタマイズすることもできる。
Googleの検索バーと、3つのアプリアイコンを配置できるスペースもある。フォルダの作成も可能なので、より多くのものをページ上に置くことができる。もちろん、複数のホーム画面をサポートするので、自分のアプリにすぐアクセスできる。ほかのスマートフォンと同じように、画面下部から上にスワイプするだけでアプリの一覧を表示させることも可能だ。
フォントサイズとアイコンはどちらも小さく、誰もが背中を丸めて携帯電話の画面を凝視し、自己流で文字を入力していた時代を思い出す。
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