筆者は指が小さいので、それほど操作しづらくはないが、指の太い人は苦労するかもしれない。電話をかける、店の営業時間を検索する、Wi-Fiのオンとオフを切り替える、といった特定の操作を実行する場合は、「Googleアシスタント」やBixbyを使った方が楽だと感じる人もいるかもしれない。
とはいえ、マップの経路案内に従ったり、手軽に写真を撮影したりしたいだけというときは特に、このように片手で使用するのは楽だと思う。
写真に細かい修正を施したり、長いメッセージを作成したりする場合は、本体を開いて、壮大な7.3インチのスクリーンを使用することをサムスンは想定している。
実際に開くと、外側のスクリーンで開いていたアプリが内側のスクリーンでも開かれる。これは「App Continuity」(アプリの継続性)と呼ばれる機能で、操作にタイムラグが生じないようにするため、サムスンとGoogleが共同で開発したものだ。
これまでのところ、この機能は期待どおり、タイムラグが生じることなく動作している。ただし、内側のスクリーンで使っているアプリを、外側の小型スクリーンでも継続して使いたいという場合は、それらのアプリをディスプレイの設定で選択する必要がある。こういう仕様になっているのは、すべてのアプリが外側のスクリーンにまで表示されるのは望ましくない場合があるかもしれないためだ。ほとんどのアプリについて、本体を閉じたら使っているアプリも見えなくなるようにしたいという人もいるだろう。
現時点では、WhatsApp、Microsoft、Spotify、「Amazon Prime Video」、サムスン、およびGoogleのアプリはすべて、このデザインを使用できるように最適化されている。App Continuityをサポートしていないアプリも使用できるが、アプリのサイズを全画面用に変更する必要がある。さもなければ、両側に黒い帯が表示される。
小さい方のスクリーンに戻って、折りたたまれた状態で何か(例えば、電子メール)を入力し始めると、開いた状態の大きなスクリーンでは、サムスンがキーボードを分割して、より快適に文字を入力できるようにしてくれていることに気付くだろう。筆者はサムスンのキーボードがそれほど好きではないし(これは過小評価かもしれないが)、分割画面モードでトレース入力ができないのはイライラする。代わりとなるサードパーティー製の仮想キーボードが登場して、きっとこの問題を解決してくれるだろう。
それまでの間、筆者はデフォルトのキーボードを使い続けて、入力の速さを向上できるか試してみるつもりだ。すでに以前よりも速く入力できるようになっているが、指が痛い。Galaxy Foldを試して記事を書くことに長い時間を費やしたせいなのか、手を広げて文字を入力することの影響が出始めたせいなのかは分からない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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