女子高生たちは、あらゆる場面でInstagramやTwitter、TikTokなどのSNSを活用している。「トレンドを調べるために使っている」「やり方とか作り方を調べるのに便利」「行き先とか決めるのに使ってる」「やっぱり記録用!」など、活用の仕方は様々だ。
そのような使い方は、卒業シーズンにも多く見られる。今回は、卒業前後に見られる女子高生たちの特徴的なSNSの活用方法について見ていきたい。
女子高生たちにとってプリクラ撮影は大切なイベント。プリクラを撮る前に流行のポーズや手書き加工を調べるのは当たり前だ。「ポーズのバリエがないから調べてから行く」とある女子高生はいう。
「#プリクラ加工」(5.3万件)、「#プリクラポーズ」(9.1万件)、「#プリ」(37.4万件)、「#プリント倶楽部」(540万件)など、プリクラ関連のハッシュタグは多く、人気のポーズや手書き加工などがわかる。よく撮る子は、「#ネタプリ」(10.5万件)などで個性的なポーズを探すそうだ。
「卒業プリを撮る前には、友だちと『#卒業プリ』を見て相談した」とその女子高生は言う。こちらは卒業証書を持ったものが多く、人数、全身か上半身かによってポーズにも様々なバージョンがあるようだ。
卒業が近づくと、制服ディズニーや卒業旅行の計画になる。友だちとディズニーランドやディズニーシー、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行くことは一大イベントとなる。卒業旅行はなおさらだ。このときも、やはりInstagramで検索するという。
まず、「#ディズニーコーデ」(23.3万件)や「#制服ディズニー」(28.6万件)、「#ユニバコーデ」(5.9万件)、「#usjコーデ」(3.3万件)、「#制服ユニバ」(4.7万件)などで可愛くて流行しているグッズやアイテム、撮影スポットをチェック。
同時に、「#ディズニーフード」(3.2万件)や「#ディズニーグルメ」(約7800件)などで可愛くて美味しそうなフードをチェックしておくことが定番だ。「どうせならばえる(インスタ映えする)ものがいいから、見ながら『可愛いからこれ食べよう』とか話して決める」。
Instagramで検索する大きなメリットは、どのような写真が撮れるかあらかじめイメージしやすい点だ。写真撮影は言うまでもなく大きな目的のひとつなので、インスタ映えするアイテムや撮影スポットをチェックしておくことは計画の大切な要素のひとつなのだ。
なお、卒業旅行もInstagramで調べて参考にする子は少なくないようだ。人気の旅行先や撮影スポットなどを参考にするという。「#卒業旅行」(90.6万件)や「#卒業遠足」(1.2万件)で多数投稿されている。
中でも楽しいのは、「#卒業旅行計画」(約4800件)。買い出しややりたいことの計画など、旅行前の計画中の写真が投稿されており、卒業旅行を楽しみにしている様子がよく伝わってくる。なお、最近は「#卒業ディズニー」(約7600件)もあり、卒業証書を持ってディズニーランドで撮影するのが決まりのようだ。
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