Appleは、「iPhone」のマーケティングを担当する幹部の1人を、拡張現実(AR)のマーケティング責任者という新しい役職に任命した。
勤続21年のFrank Casanova氏は、2007年から無線通信事業者を対象としたiPhoneのマーケティングを統括してきた。Bloombergは米国時間2月11日、LinkedInの同氏のプロフィールに基づき、同氏が2月にApple初のARマーケティング責任者に就任したと報じた。
これだけ経験豊富な幹部を責任者に据えるということは、AppleがARに関して、大きな計画を持っていることをうかがわせる。ARは、現実世界に画像やデータを重ねて表示する技術だ。最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は2017年に、ARは最終的にiPhoneと同じくらい大きなものになる可能性があると述べていた。Appleは既に、ARと仮想現実(VR)の両方の技術を実行可能なヘッドセットを開発中だと報じられている。2018年夏には、同社のARツールキットのアップグレード版である「ARKit 2」を発表している。
Appleにコメントを求めたが、直ちに回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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