ディー・エヌ・エー(DeNA)は2月4日、タクシー車内のタブレットで配信する動画広告サービス「Premium Taxi Vision by DeNA」を正式に開始したと発表した。
Premium Taxi Vision by DeNAは、タクシーに乗る楽しみを増やし、“もっと良質な移動時間”を提供することをコンセプトとした動画広告配信サービス。提携するタクシーの車内に約1万台(予定含む)の10.1インチワイドのタブレットデバイスを搭載し、動画広告を配信している。また、車内コンテンツとして共同通信社と連携した記事を多言語配信するほか、電車遅延などのタイムリーな「交通情報」や「運賃・料金表」、降車時には、多言語対応の「支払い案内」も表示可能となっている。
同社では、タクシー車内という視界を遮られることのないパーソナルな空間において、情報感度の高い乗客にアプローチが可能としており、至近距離に設置された大画面で音声付きの訴求ができるため、高い広告到達率、認知度向上が期待できると説明。タブレットは東京都心や神奈川県のタクシーに搭載されており、今後京阪神地域での展開も予定しているという。
同サービスに対する引き合いは好調で、2018年10月下旬の発表直後から250件以上の問い合わせがあった(2019年1月末時点)という。また、2〜3月の広告枠に関しては、申し込みを開始してから約1カ月で半分以上の枠が埋まり、すでに満稿になっているという。
今後は積極的に外部企業との連携を図りながら、タクシー利用者に有益な情報源として認識される存在を目指し、進化させるとしている。また業務提携を開始した、AI技術に強みを持つ中国のSenseTime Groupが提供するSenseMEの顔認識技術を活用したAIソリューションを、広告表示の属性判定として導入する予定。
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