祖国ジンバブエの「ストリートビュー」を自腹で撮影--何が彼を突き動かしたのか - (page 2)

Aloysius Low (CNET News) 翻訳校正: 編集部2018年12月29日 07時30分
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--Googleは費用を提供してくれましたか。

 ジンバブエのストリートビュープロジェクトに関する旅費と製作費はすべて自分で出しました。GoogleとInsta360は、カメラローンプログラムでInsta360 Pro 2を貸してくれました。プロジェクト開始段階で、このカメラは発売されてまだ1週間しかたっていなかったので、新しいハードウェアや機能のフィールドテストという意味もありました。

--このプロジェクトに掛かったコストは何ですか。

 これは私にとっては趣味の範囲なので、本来なら何千ドルも掛かる撮影ツールを借りることで、飛行機代、ホテル代、レンタカー代、ガソリン代の5000ドル(約55万円)だけに抑えられたと思っています。

 写真は金の掛かる趣味です。私は質の高いコンテンツを制作するためにコストを掛けたいと思いました。撮影するのは自分の祖国ですから。

Insta360 Pro 2での撮影準備。
Tawanda Kanhema
Insta360 Pro 2での撮影準備。
提供:Tawanda Kanhema

--撮影機材を教えてください。

 5、6種類のカメラプラットフォームをテストし、既製品を組み合わせてストリートビューのマッピングキットを構築しました。今の機材は、Insta360 Pro 2とGoPro Fusionの2台です。Insta360 Pro 2は「ストリートビュー対応」なのでデスクトップアプリを使ってそのまま公開できますが、GoPro Fusionで撮影したコンテンツの公開にはPythonのスクリプトが必要です。

 市街地や人口密集地域では、基本的に車載キットを使いました。このキットはスピードボートとオフロードカーでも使いました。Insta360 Pro 2では12Kの画像と8Kの動画を撮影し、デスクトップアプリでステッチ、編集してストリートビューで公開しました。プロセスはほとんどシームレスです。Insta360で撮影するためには、時速59km以上のスピードは出せません。それ以上速く走ると、画像がぶれてしまいます。カメラはボールヘッドマウントとCamTree Power Gripを使って車に設置しました。

撮影に使った車
提供:Tawanda Kanhema

 長距離や湿地、徒歩や自転車での撮影にはGoPro Fusionを使いました(ビクトリアの滝にある橋を自転車で渡ったときと、滝のバーチャルヘリコプターツアーを撮影したときもGoProです)。こちらの撮影品質は画像は6K、動画は5.7Kです。Fusionはまだ公式にストリートビューをサポートしていないので、Pythonスクリプトを使って公開しています。このカメラは安価なわりに、本当に素晴らしいコンテンツを撮影でき、バッテリの持ちも良く、操作も簡単です。徒歩での撮影ではFusionを一脚付きの「X-Pack」 バックパックマウントに取り付け、公園のマッピングではヘルメットマウントを使いました。

--バッテリはどうやって確保したのですか。

 Insta360 Pro2は50分持続する(セットアップに2~15分かかるため、撮影に使えるのは40分ほど)バッテリと一緒に借りました。私たちは充電のために車に「GoalZERO UPS Battery Pack」を載せていました。これによって最長6時間の撮影が可能になり、長距離ドライブやスピードボートでの川のマッピングが可能になりました。

--スピードボートでの川のマッピングはどうやったのですか。

 ザンベジ川のマッピングは楽しいものでした。ザンベジバレーの生物多様性を体験する非常にユニークな方法です。私たちは午後遅くにビクトリアの滝に到着し、ザンベジ川の日没にちょうど間に合いました。Insta360 Pro 2をスピードボートの船首に取り付けて、川を約1.6km移動しました。2種類の野生動物に出会いました。ザンベジ川のザンビア側の川岸にいたゾウを約30mの近さで見ましたし、カバ同士のけんかも見ました。ストリートビューで見ることができます。

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