YouTubeの動画で、間もなくアノテーションを目にしなくなるだろう。
米国時間11月27日、Google傘下のYouTubeは、2019年1月15日からアノテーションが動画に表示されなくなると発表した。この機能を利用した動画の閲覧者数が減少したためだという。アノテーションはデスクトップPCでのみ利用できる機能だが、動画へのアクセスがモバイル機器に移行しているため、利用者数が減少したとYouTubeは述べている。YouTube視聴時間の70%以上をモバイル機器のユーザーが占めているという。
アノテーションは、動画作成者が動画にテキストやリンク、動画の注目ポイントを表示できる機能で、YouTubeは2008年6月に動画作成者のためにこのツールを追加した。このツールの編集画面は2つに分かれていて、一方に動画、もう一方にアノテーションのリストが表示されるようになっていた。
2015年3月、YouTubeはインタラクティブな「カード」機能を導入した。動画の右上の角に表示される小さな「i」の円形アイコンをクリックまたはタップすると、小さなインタラクティブパネルが開き、動画作成者が視聴者に見てもらいたい情報が表示されるというもので、アノテーションほど邪魔にならないようになっている。
YouTubeは、2017年5月にアノテーション編集機能を廃止した。新規追加や既存のアノテーションの編集ができず、削除のみ可能となっていたが、Googleによると、デスクトップPCでは既存のアノテーションがまだ表示されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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