Google傘下の動画共有サイトYouTubeは2020年以降、すべてのオリジナル番組を広告収入型の無料サービスとして提供する予定だと報じられている。
Reutersが米国時間11月27日に報じたところによると、「YouTube Premium」に加入しなくてもYouTubeのオリジナル番組や映画を視聴できるが、代わりに広告を見なければならなくなるという。
YouTubeは、「YouTube Originals」を広告付きで無料で視聴できるようにし、「Origin」や「Cobra Kai」など、以前公開した番組を無料で視聴できる「ウィンドウ」を設ける予定だと述べている(現在は有料サービスへの加入が必要)。
ここでいう「ウィンドウ」とは一般的に、コンテンツがペイウォール方式で配信され、一定期間後にこの制約が取り除かれることを意味する。同社は、ウィンドウの設定をコンテンツの種類によって変えることを示唆している。
YouTube Premium(「YouTube Red」という名称で2015年に提供が始まった)は月額11.99ドル(日本では1180円)で提供されているが、最近は、学生を対象にした半額サービスが始まったばかりだった。同社はこのサービスの利用者数を明らかにしていない。
「2019年に向け、より広範囲にわたるサイト利用者からの高まる需要に応えることに継続的に力を入れ、『YouTube Originals』を広告収入型に移行するつもりだ」と同社の広報担当者は電子メールによる声明で述べた。
「YouTube Originalsの次フェーズの戦略では、制作者にとっては視聴者層の拡大につながり、広告主にとってはYouTube世代にリーチできる素晴らしいコンテンツが提供される」(YouTube広報担当者)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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