2018年のPixelは2017年モデルと同じように見えるが、細かいデザインの変更により、洗練度が高まっている。ベゼルがスリム化された(小型のPixel 3で特に顕著)ほか、ブラックを含む全てのカラーバリエーションで、滑らかなマット素材が採用されている。本体の縁は光沢のある素材で覆われている。特徴的な背面のガラスは底部の隅までを覆い、これら全てが本体の見た目の美しさを高めるのに寄与している。
Pixel 3はiPhone XSやGalaxy S9より軽い。あまりにも軽量なので、米CNETのIyaz Akhtar記者は、偽の「ダミー」スマートフォンのように感じると述べたほどだ。だが、Pixel 3は頑丈で持ちやすい。筆者は誤ってPixel 3を腰の高さからタイル張りの床に落としてしまった。本体の上の角に小さな傷がついたが、それ以外の損傷は全くなかった。全体的に見ると、Pixel 3は、見た目の高級さという点では依然としてライバルに劣るものの、以前ほど安っぽい感じはしない。筆者はPixel 3の控えめなシンプルさを好ましいと思うようになった。
「Android 9 Pie」をデフォルトで搭載するPixel 3では、ジェスチャーナビゲーションを使用してさまざまな操作を行う。最近使ったアプリを表示させるには、画面下部から上にスワイプする必要がある。アプリを上にスワイプすると、そのアプリが閉じる。これまでは下から上に軽くスワイプすると、アプリドロワーが表示されていたが、Android 9 Pieでは、もう1回スワイプするか、あるいは1回上方向に長くスワイプする必要がある。以前のジェスチャーを忘れるのはとても難しく、筆者がこの新しいジェスチャーに慣れるまでには、まだ時間がかかる。少なくとも、小さなホームボタンと戻るボタンを今でも利用できるのが救いだ。
Googleの音声作動式アシスタントであるGoogleアシスタントは、Pixelのユーザー体験の至るところに組み込まれている。Googleアシスタントにアクセスする方法はいくつもある。例えば、側面をぎゅっと握って「Active Edge」機能を利用する、「OK Google」と言う、ホーム画面を長押しする、といった方法がある。たとえユーザーが意識的に起動しなくても、何らかの方法で必ずGoogleアシスタントを利用することになるはずだ。筆者が「Googleマップ」を使いながらどこかを歩いていると、Googleアシスタントが追加のプロンプトを表示した。それをタップすると、筆者がたまたま入り込んだホテルの詳細情報が表示された。したがって、Pixel、ひいてはGoogleが筆者の居場所を正確に把握していることは明白だ。
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