フェイスブック ジャパンは10月2日、写真共有SNS「Instagram」において、飲食店のビジネスプロフィールからそのまま予約ができる機能を、10月23日から提供することを発表した。グルメ情報サイト「ぐるなび」との提携によって実現した。
ユーザーが飲食店のビジネスプロフィールから「席を予約する」を選ぶと、ぐるなびの画面に遷移する。日時・人数・コースを選択後、予約情報を入力することで、Instagramのアプリ内でレストラン予約が完了する。
フェイスブック ジャパン代表取締役の長谷川晋氏によれば、Instagramの飲食店のビジネスプロフィールには1日あたり50万回ものアクセスがあるという。ただし、現状はプロフィール情報から店舗に電話をかけたり、他のグルメサイトなどから予約するしか方法がなかったことから、今回の提携に至ったと説明する。
続けて、ぐるなび代表取締役社長の久保征一郎氏が登壇。「Instagramは料理の写真などと相性が抜群にいいサービスのため、Instagramの持つ影響力や可能性に大変注視していた。何か一緒にできないかとずっと考えていたところ、(Instagram側から)この夏に提携のお話をいただいた」と、提携の経緯を明かした。
「たくさんのグルメサービスがある中で、われわれにお声がけをいただいたのは、ぐるなびが飲食店自身が持っているこだわりやメニューなどの“一次情報”の発信に最も力を入れていたから。そこをご評価いただいたことは大変光栄に思っている」(久保氏)。
なお、Instagramは6月に、フィード投稿からシームレスに商品を購入できる「ショッピング機能」を日本で公開していた。
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