2018年第2四半期に世界のタブレット出荷台数は大幅に減少したが、Appleと華為(ファーウェイ)はそのトレンドに流されることなく出荷台数を前年同期比で増加させた。
IDCによると、2018年第2四半期に世界タブレット市場の出荷台数は13.5%減少し、3300万台となったという。Strategy Analyticsの調査結果も同様のトレンドを示しているが、下げ幅はそこまで大きくない。Strategy Analyticsによると、出荷台数は前年同期比6%減の4090万台だったという。
IDCとStrategy Analyticsは世界的な販売台数低迷の理由の1つとして、技術革新の不足と人々の注目を引く製品の発表がなかったことを挙げている。
多くのベンダーと異なり、Appleは第2四半期の出荷台数を前年同期比で約1%伸ばした。これにより、元々大きかった同社の市場シェアがさらに拡大した。Strategy Analyticsによると、Appleの市場シェアは28.2%だという。一方、IDCはAppleの市場シェアについて、34.9%としている。
Appleが今週、四半期決算報告で述べたように、大中華圏とそれ以外のアジア太平洋地域でiPadの出荷台数が2桁の成長を記録した。第2四半期に販売されたiPadのほぼ半分は、iPadを初めて使用するユーザーによって購入された。
ファーウェイも前年同期比で出荷台数を伸ばすことに成功した。Strategy Analyticsによると、出荷台数は17%増の370万台だったという。一方、IDCはファーウェイの出荷台数について、7.7%増の340万台としている。市場シェアは約9~10%でほぼ一致している。
サムスンは世界タブレット市場第2位のベンダーの地位を維持したが、第2四半期の販売台数は前年同期から約100万台減少した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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