ビデオリサーチインタラクティブは7月5日、スマートフォン広告の広告統計サービス「SmartPhone Ads Report」において、2018年4月に主要SNS(Facebook、Instagram、Twitter)、5月にYouTubeを調査対象に加えたことに伴う広告出稿状況の変化をまとめ、発表した。
SmartPhone Ads Reportは、主要なアプリ・スマートフォン専用サイトより選定した約420の広告スペースが対象。また、実際にスマートフォン端末を使用し、広告素材を取得してデータベース化している。
主要SNS(Facebook、Instagram、Twitter)とYouTubeが調査対象に追加された、2018年5月度のスマートフォン広告の出稿広告主数は3454社。これらの媒体が追加される前の2017年度の月間平均広告主数は2175社で、4媒体が加わったことにより広告主数は約1.6倍となった。
5月度データをもとに、追加4媒体と従来の調査対象媒体における広告出稿状況をみると、追加4媒体のいずれかに出稿した広告主数は1801社、従来の調査対象媒体のいずれかに出稿した広告主数は2196社だった。
出稿パターンをみると、出稿した全広告主数のうち36%(1258社)が追加4媒体のいずれかのみの出稿。48%(1653社)が従来の調査対象のみの出稿であり、双方への出稿が確認されたのは16%(543社)という結果になった。
業種別に5月度のスマートフォン広告出稿社数のシェアを、追加4媒体と従来の調査対象とで比較してみると、相対的に追加4媒体では「製造業」「IT業種」のシェアが高く、「専門店(小売)」「住宅・不動産」のシェアが低い傾向にある。
なお、追加したFacebook/Instagram/Twitter/YouTubeの全てにスマートフォン広告を出稿した広告主は、5月度では25社であり、飲料や化粧品など一般消費財の大手ナショナルクライアントなどが挙げられる。
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