ベーシックの子会社であるmixtapeは7月10日、フォーム作成管理ツール「formrun(フォームラン)」にシングルページアプリケーション(SPA)技術を導入し、管理画面におけるユーザーインターフェースを刷新したことを発表した。
formrunは、問い合わせや申し込みなど目的に応じた20種類のテンプレートから選択し、必要項目などを追加するだけで、ビジュアル豊かなフォームを簡単に作成できるサービス。2016年12月に正式版をリリースし、2018年7月現在では7000を超える企業や個人事業主に導入されているという。
ただし、従来の管理画面では、ひとつの操作ごとに画面の遷移が発生し、読み込みに時間がかかったり、遷移先の情報画面が変わることで頻繁にユーザーの視線移動が発生するなど、快適な環境とはいえなかったと同社では説明する。
今回、管理画面に導入したSPAは、画面遷移をすることなく画面内の一部の情報だけを書き換えて表示できるウェブアプリケーション技術。画面を遷移しないため、画面表示までの待ち時間の低減や快適な操作性を実現した。またSPAの導入にともない、ユーザインターフェースを大幅に刷新し、顧客情報の視認性の改善やサービス体験の向上が図られているという。
さらに、フォームに入力された顧客情報から、担当しているメンバーがどのような顧客を担当しているかを1つのスクリーンで表示できる「チーム」画面を新設したほか、スパム・BOT対策として、クリエイター機能ではGoogleが提供する「reCAPTCHA」を設定できるようになった。また、ウェブサイトへの埋め込み表示に対応したほか、ウェブページ作成サービス「One Page」と連携。さらに、送信されたフォームの情報を効率的に整理できる「ラベル」機能などが搭載された。
今後はサービスの海外展開に向けて、さまざまな機能の開発やサポート体制の充実を進めるという。
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