iPhoneの「マップ」アプリはターンバイターン式の経路案内が便利だが、「Googleマップ」はさらに高機能で、必要があればさまざまな情報を重ねて表示することができる。Googleは、地図アプリの今後についても見据えている。初めて訪れた町でもバーチャルなガイドがスマートフォン越しに案内してくれる日が来るかもしれない、というデモを5月に披露しているのだ。
iOS 12にもAndroid Pにも、アプリの表示を目立たなくしてユーザーの注意を引かないようにし、就寝を促す機能がある。また、デバイスを使う時間を管理できる機能を、どちらのプラットフォームも備えている。
iOS 12のポイント:iOS 12もAndroid Pも最終版ではないので、どちらが優れているかまだ結論は出せない。個人的にどちらが好きとも言えない。最終版の発表を待つことにしよう。ソフトウェアが変更されることはありえるし、AppleもGoogleも、まだ発表していない機能でわれわれを驚かせる可能性もある。
だが、双方の現状を見る限り、最新ソフトウェアの一部では、Googleの方が勢いがあるように見える。音声アシスタントと、どのスマートフォンにも対応するマルチプレーヤーARだ。
Appleがこれまでのところ、Siriの大きな弱点を修正しそうにないのは残念に感じる。注目される機能のMemojiアバターが今のところiPhone Xでしか使えない、というのもそうだ。だが、Appleが独自のマルチプレーヤーARを構想しているのは楽しみである。2019年は、AR発展の年になるかもしれない。ナビゲーションジェスチャと、顔認証による安全なロック解除についても、Appleのリードが続いている。
繰り返すが、AppleもGoogleも最大の目玉機能はまだ出し控えている可能性が高く、ともに相手の様子をうかがいながら、しのぎを削っている状態だ。Android PとiOS 12を搭載するモデルが実際に登場するときには、モバイル界のこの巨人2社が、さらに多くの話題を提供してくれることを期待したい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力