Googleはカリフォルニア州マウンテンビューで開催中の年次開発者会議「Google I/O」で、次期モバイルOS「Android P」の新機能を明らかにした。また同日、ベータ版を「Google Pixel」など一部の機種を対象にリリースした。
「Android」でまもなく、「iPhone X」のようなジェスチャ操作ができるようになる。
Android Pでは、ホーム画面をシンプルにすることによってこれを実現する。ホーム画面のボタンは、ホーム、戻る、最近の3つから、ホームボタン1つだけになる。
iPhone Xのように最下部から上方向にスワイプすることができる。半分までスワイプすると、起動アプリのプレビューが表示されるので、スクロールして必要なアプリを開くことができる。一番上までスワイプ(または残り半分をスワイプ)すると、アプリの一覧が表示される。戻るボタンはアプリ内にしか表示されない。マルチタスク/タブボタンはなくなっている。
新しいスライダー式ホームボタンに加えて、テキスト選択、スクリーンショット、通知管理が改善されており、それ以外にも小さな変更が多数加えられている。
「Dashboard」は各アプリに費やした時間など、スマートフォンの使用状況を表示する新しいビューだ。スマートフォンを有意義に使えていないと感じたら、使い方を変えることができる。Android Pでは、「App Timer」機能によりアプリの時間制限を設定することができ、アプリをグレー表示にすることで制限時間に達したことを知らせてくれる。
スマートフォンの画面を下にしてテーブルなどの上に置くと、自動的に「Do Not Disturb」(おやすみ)モードが設定され、再び手に取るまで通知を切ることができる。もちろん、特定の連絡先からは通知が来るように設定することも可能だ。
Wind Downモードは、設定した就寝時刻に合わせてスマートフォンを徐々にグレー表示にする機能だ。ブルーライトフィルタの代わりにはならないが、画面の内容に対する興味が薄れるように、脳を仕向けることができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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