もっとも、筆者のお気に入りのアイドルといえば木下ひなただ。北海道出身の14歳で、方言も混じった独特なしゃべり方が特徴。幼げな顔立ちにちょんと跳ねた髪型も目を引くところだ。
アイドルとのメモリアルコミュで、ひなたが39プロジェクトに参加した経緯が描かれている。高木社長が、北海道のとある町で行われているリンゴ祭りを視察していたところ、歌の大会で見たひなたを39プロジェクトのアイドルにふさわしいと判断し、プロデューサーを呼び寄せてスカウト。ひなたは驚き、アイドルができるかどうかに不安を感じつつも「アイドルの世界を見てみたい」と決意。プロデューサーも、アイドルに対する純粋なあこがれや、自然な笑顔を魅力に感じてプロデュースすることになる。
またメモリアルコミュでは、宣材写真の撮影で笑顔が作れずに苦戦しつつ、プロデューサーとの楽しい思い出話で自然と笑顔になり乗り切るところや、初公演を前日に控えて遅くまで練習しているひなたが、おじいちゃんやおばあちゃんを気にしていること、立派なアイドルになるまで公演の招待を断っているといったエピソードが語られている。
劇場では他のアイドルと同様にひなたも滞在しており、日常の姿を見ることができる。特に控室では、じょうろを持って植木に水をあげるといった、ガーデニングが趣味のひなたらしい光景もある。そして、誕生日ではお出迎えに登場したりホワイトボードにお祝いのメッセージが書かれているのをはじめとして、バレンタインデーなどの特定の日には、通常とは違う光景も用意されている。
ステージでもさまざまな表情を見せてくれるうえ、演出も凝ったものが多いため、衣装も着替えさせつついろいろな楽曲でじっくり鑑賞するのもいいだろう。こと個人的には、ライブやお仕事の報酬で得られる衣装のうち「グレイトフル・ブルー」が全員分に用意されているのが感慨深いところ。もともとはライブイベントでの衣装をモチーフにしたものではあるが、ひなたが着用して姿を見ることはなかった。今回ひなたに限らず52人全員分用意されており、なおかつひなたには帽子付きでお似合いといったところでもうれしかったところだ。
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