サイバーエージェントは4月2日、AIベンチャー企業のABEJAと共同出資の新会社「CA ABEJA(シーエーアベジャ)」を設立したと発表した。資本金は5000万円。出資比率は、サイバーエージェント60%、ABEJA40%。
CA ABEJAでは、ABEJAが強みとする「IoT」「ビッグデータ」「ディープラーニングなど最先端のAI技術」といった3つのコアテクノロジや、高い技術力を誇る画像解析分野のノウハウと、サイバーエージェントが保有するデータを生かすことで、最適かつ大量の高品質な広告クリエイティブを制作するとしている。
また、ABEJAが展開する小売り・流通業界向けSaaS「ABEJA Insight for Retail」を販売し、同社が展開する位置情報ターゲティングツール「AIR TRACK」と連携したAIプラットフォーム商品を開発。広告〜集客〜購買までのワンストップ分析を可能にし、企業のマーケティング活動における購買率向上の実現を目指すという。
サイバーエージェントではこれまでも、AIを活用した広告配信技術の研究・開発を目的に設立した専門組織「AI Lab」、広告クリエイティブの自動生成を研究する専門組織「AI クリエイティブセンター」において、広告クリエイティブの自動生成に関わる研究・開発を実施してきた。同社によると、CA ABEJAと研究・開発は切り分け、それぞれの得意領域を生かして、グループ全体でテキストや動画、3DCGなど、あらゆる広告クリエイティブ自動生成の研究・開発に努めるという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する