Facebookは、ユーザーデータの保護を強化できる方法を検討している。同社はこのほど、広告ターゲティングに使われるデータに関し、一部を制限することにした。
Facebookは米国時間3月28日、「パートナーカテゴリ」を終了することを明らかにした。パートナーカテゴリは、広告主がサードパーティーのデータプロバイダー(AcxiomやOracle Data Cloud、Experianなど)から提供される情報を利用できるサービスだ。Facebookはこれらのサードパーティーと提携して、広告主(特に独自の顧客データをあまり持っていない小規模企業など)がFacebook上で特定のタイプの顧客にリーチできるよう支援していた。
「これは一般的な業界慣行だが、われわれは、今後半年で徐々にこのやり方を廃止することで、Facebookにおける人々のプライバシーを改善する助けになると考えている」(Facebook)
この措置は、Cambridge Analyticaによるデータ不正利用をめぐって続く影響の一部だ。一連の論争は、Facebookによるデータの取り扱いや、同社がデータに十分な安全策を施していたかどうかについて疑念をもたらした。
Facebookは28日、ユーザーが自分のプライバシーをよりきめ細かく制御できるようにするための新機能を導入すると発表した。
Facebookの最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏は先週、5日間にわたる沈黙を破り、このスキャンダルについて謝罪した。Zuckerberg氏は自身のFacebookページで、「当社にはユーザーのデータを保護する責任があり、それができないのであればユーザーにサービスを提供する資格はない」と記した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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