IT市場調査会社Gartnerの米国時間6月19日の発表によると、Appleは2016年、ITとコンポーネントの売上高で2181億ドルを記録し、世界ITベンダーランキングで再び首位に輝いた。ライバルである2位のサムスンに790億ドルの差を付けたという。
Appleは、2016年の売上高が2015年の2350億ドルから減少したにもかかわらず首位の座を維持した。
サムスンのITとコンポーネントの売上高は1391億ドルで、2015年の1420億ドルから減少した。一方、3位のGoogleは901億ドルで、2015年の749億ドルから増加した。
MicrosoftとIBMも2016年にそれぞれ857億ドルと778億ドルの売上高を記録し、トップ5に入った。両社の2015年の売上高はそれぞれ881億ドルと796億ドルで、2016年はいずれも前年比減となった。
上位3社(Apple、サムスン、Google)がこれだけの売上高を達成できたのは、「力の結節」がうまく機能しているからだとGartnerは述べた。同社は力の結節について、「新たなビジネスシナリオを生み出す、ソーシャルとモビリティ、クラウド、情報の結びつき」と説明した。
GartnerのバイスプレジデントであるJohn-David Lovelock氏は、「ITバイヤーのニーズは変化している。最高経営責任者(CEO)は成長に注力しており、IT支出からビジネス上の成果を得ることに一層注力している」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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