Appleは、人口の多い中国において、「iPhone 7 Plus」が2017年のスマートフォン販売台数第2位にランクインする快挙を成し遂げている。しかし2018年に同社が狙うのは、第1位の座だ。
同社らしからぬ動きではあるが、Appleは、Eコマース大手である阿里巴巴(アリババ)の関連会社であるアント・フィナンシャルと提携して、顧客が実店舗やオンラインでの商品購入時に「Apple Pay」に競合する決済システム「Alipay」を使用できるようにすると報じられている。一方、Alipayアプリには、「App Store」での購入用の専用セクションが設けられるという。
中国のApp Store、「iTunes」 、「Apple Music」では既に「PayPal」やAlipayなどのサービスが利用可能だが、アント・フィナンシャルによると、Appleが実店舗の直営店でサードパーティーのモバイル決済方法を利用可能にするのはこれが初めてだという。
中国は、Appleにとって莫大な市場だ。2017年第4四半期だけでも売上高は98億ドルに上った。しかし、中国で全盛期にあった2015年第2四半期には、売上高168億ドルを達成している。一方、iResearchのレポートによると、中国のモバイル決済取引額は2016年に9兆ドルに達し、Alipayはその約61.5%を占めるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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