楽天銀行と楽天証券は6月20日、楽天証券に保有する国内株式(ETF含む)を担保として楽天銀行で資金を借り入れできる「楽天銀行 証券担保ローン」の取扱いを6月22日午前7時から開始すると発表した。借入限度額は担保時価の60%で、保有株式を売却することなく1万円から借り入れできる。
同サービスは、両社の口座連携サービス「マネーブリッジ」を設定している20歳以上80歳未満の顧客が対象。担保対象は楽天証券取扱いの国内上場株式やETFだ。ただし、信用代用や貸株に設定している株式、単元未満株式、NISA口座保有株式などは対象外だ。
借り入れた資金の使途は原則自由で、顧客は楽天証券での資産運用を継続しながら、ライフイベントなどで必要な資金を確保できる。担保として預け入れた国内株式は顧客名義のまま管理されるため、配当や株主優待などの株主権利を継続して受け取れる。
借入金利は年率1.875%から3.875%の変動金利で、月末借入残高に応じた段階優遇金利を適用する。楽天銀行短期プライムレートを基準金利として毎月見直しを行う。契約期間は6カ月の自動更新だ。
楽天証券では既に2025年2月28日から、IFA口座の顧客向けに外国債券を担保にした証券担保ローンサービスを提供している。今回の新サービス開始により、両社はより幅広い顧客の資産形成をサポートできる体制が整う。
両社は2011年からマネーブリッジをはじめとする楽天エコシステムを活用したサービスを展開してきた。楽天銀行は国内デジタルバンクで最多となる1700万口座を2025年5月末時点で達成し、楽天証券も国内証券会社単体で最多の総合口座数1200万口座を2025年1月に突破するなど、顧客基盤を拡大している。
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