Appleは、「iPhone X」で通話を着信した際に発信者や「応答」「拒否」のボタンがすぐには表示されないという報告について調査中だという。
The Financial Timesは、比較的少数のユーザーからこの3カ月間に寄せられた苦情について、Appleが調査中だと報じている。
インドのブログサイトPiunikaWebが12月に、この問題について最初に報じた。その記事には、苦情の内容が詳しく記載された、Appleのフォーラム上の11月からの複数のスレッドへのリンクが貼られていた。
Appleのフォーラム上でこの問題を最初に報告したのは、「iOS 11.0.3」を搭載する「iPhone 6」を使用するユーザーで、投稿日は10月だった。しかしその後、それと同じ着信表示遅れの問題が、iPhone Xでも生じるという報告が続いた。
Macrumorsのフォーラムでもこの問題が数件報告されている。表示が最大で10秒遅れるために、電話が取れないという。
「iPhone Xに着信があるときは必ず、着信音が鳴り始めてから6〜8秒後に画面が表示される。iPhone Xを再起動すると、問題は自動的に解決されるが、15〜20回通話した後、再び同じ問題が生じる」とあるユーザーは報告している。
iPhone Xでは、寒い場所でディスプレイが応答しないことや、大音量時にスピーカから異音がすることなど、いくつかの問題が明らかになっている。
Macrumorsが指摘しているように、背面カメラのオートフォーカスがうまく機能しない問題や、一部のディスプレイに緑色のラインが表示される問題もあった。
新たに浮上したらしい問題に今回注目が集まる1週間前には、Appleが、性能向上に専念するために「iOS 12」の複数の新機能を延期するという報道があった。延期されるのは、ホーム画面の刷新、「CarPlay」の更新、「メール」アプリやカメラアプリの改良などだとされている。
Appleは先週、メインロジックボードのコンポーネントの不具合により、ステータスバーに (モバイルデータ通信のサービスエリア内でも)「圏外」と表示されるごく一部の「iPhone 7」を修理するプログラムも開始したばかりだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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