「売れるセールストーク」のヒントをAIが提案--リゲイン、営業支援システムを新開発

 営業コンサルティング企業のリゲインは11月1日、同社の培ったノウハウを生かした営業統治システム「eigyo intelligence」(通称:ei)を発表した。同日より、30社限定の先行申込みを開始し、12月1日に正式稼働を開始する予定。


サービスのイメージ

 eigyo intelligenceは、営業戦略の企画立案、セールストーク作成、実践、振返りまでのPDCAをフルサポートし、複数のセールスパーソンに対して素早く落とし込みができる営業統治システム。

 同社が開発した「eigyo理論」を基に構築された営業戦略立案画面に、手順に沿って10ステップの項目を入力するだけで、営業戦略を作成できる。また、営業戦略で立てたターゲットごとにAIがシナリオへ組込むべきヒントを自動提案し、適切なセールストークシナリオを作成できるという。将来的にはシナリオの改善も支援する予定だという。

 さらに、営業戦略の落とし込みツールとして、営業用スマホ・タブレット、ウェアラブル端末などさまざまなタッチポイントを活用して、遠隔でセールストークのアシストをする機能を搭載できるとのこと。ターゲット、商材、キャンペーンなど、複数の営業戦略セグメントごとの自動効果検証レポートも作成できるとしている。


 同社は、営業コンサルティング企業として320社以上の営業課題解決に注力してきたが、営業における一連の流れ(戦略立案、現場への落とし込み、実践、振返り)が、セールスパーソンの人数が多ければ多いほど難しく、時間がかかっていたと説明。営業戦略は、頻繁に更新されることが多いため、素早く、効率よくPDCAを回すことで業績向上に繋がるという同社のデータや経験値に基づき、同サービスを開発した。

 2018年以降には、セールスパーソンがタッチポイントで使える営業ツール・デバイスとして同サービスを順次実装するほか、カスタマーのプロファイル情報(印象・性格・特徴など)を同社のノウハウを学習したAIが分析し、セールスシナリオを提案する機能を提供する予定。また将来的には、特定分野の一流セールスパーソンのスキルをエンジンに組み込み、そのデータを効率よく活用できるインターフェースを目指すとしている。

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