LINEは9月25日、ライブ配信サービス「LINE LIVE」において、インターネット動画の開始前、再生途中、完了後のいずれかに差し込まれ再生される動画広告であるインストリーム広告「LIVE Video Ads」を導入したと発表した。
同社によると、誰でもスマホからライブ配信できるLINE LIVEは、主に若年層ユーザー(2016年8月期間中の自社サンプル調査において、24歳以下のユーザーの割合が47%、男女比:43%:57%)からの高い支持を得ており、現在の月間利用者数は2800万人を超えているとのこと。
同社では、広告主のブランディングや認知度を向上させる、より動的でリッチな表現が可能な動画広告メニューとして、インストリーム広告であるLIVE Video Adsの導入を開始した。
動画視聴の開始前に表示される仕掛けを持った広告であるPre-rollでは、LINE LIVEのライブ動画・アーカイブ動画の視聴開始前に動画広告が自動再生され、映像をクリックすることで外部サイトへの誘導が可能。
また、コミュニケーションアプリ「LINE」で視聴を楽しむユーザーへもLINE LIVEプレイヤーによりアプローチできる。一方、問題のあるコンテンツについては、配信内容を判断して削除対応をしたり、過度な誹謗中傷コメントについても監視したりと、ユーザーからの通報を受け付ける機能によって、広告主・ユーザーをサポートする。
LIVE Video Adsの収益は配信者に対して還元される。同社では、配信者に広告掲載インセンティブなどを還元することで、配信コンテンツのさらなる質の向上を促し、それにより視聴者の配信コンテンツへの満足度も高めたいとしている。
今後は、配信者がLIVE配信中に好きなタイミングで動画広告を挿入できる機能を持つMid-roll、配信コンテンツと横並びに広告を掲出できるIn-feed、最適な広告表示が可能なプログラマティック広告から特定の配信にのみ表示するリザベーション広告まで、さまざまな広告メニューの導入を検討するとしている。
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