Microsoftは、Windows Insider Programの「Fast Ring」向けに「Windows 10 Redstone 4」のビルドをリリースした。
同社が米国時間8月31日にリリースしたWindows 10 Build 16353は、「RS_PRERELEASE」ブランチ(Redstone 4の開発ブランチ)の最初のテストビルドだ。Redstone 4は、「Fall Creators Update」に続く次のバージョンのWindows 10で、2018年3月頃の一般提供開始を目指している。
Fast RingのWindows Insider参加者のうち、「Skip Ahead」リングにあらかじめ参加していなかったテスターには、今回のテストビルドは配信されない。これらのテスターに対しては、今後もWindows 10 Fall Creators Update(Redstone 3)のテストビルドが配信され、MicrosoftがFall Creators Updateがリリースできる状態になったと判断したら、すべてのFast RingのテスターにRS4のテストビルドが提供されるようになる。(Skip Aheadリングのテスターは、Windowsストアのアプリの更新も受け取ることになる。通常のFast Ringに対しては、アプリの更新は提供されない)
従来のテストビルドでは、最初の段階では目立った新機能は導入されなかったが、今回も例外ではない。今回配信されたPC向けテストビルドには、「Action Center」、DPIモニタの設定、「Edge」「Windows Hello」などのいくつかの修正やアップデートが含まれているだけだ。MicrosoftはWindows 10のテストビルドに関して、既知の問題のリストを提供するのを中止しており、重大な問題につながる可能性がある事項だけをテスターに通知すると述べていた。
Microsoftは、まだWindows 10の次のバージョンの名前を公表していない。また、Redstone 4に含まれる機能の詳細も未発表のままだ。ただし、「クラウドクリップボード」や「Timeline」機能などの、Creators Updateで延期される機能のいくつかは搭載される可能性が高い。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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