楽天LIFULL STAYは8月8日、マンスリーマンションサイト「LIFULL HOME'S マンスリー」を開設すると発表した。民泊の中期利用を望むユーザー向けに提供する。不動産事業者向けに物件掲載の事前申し込みを同日から開始している。開設は9月4日。
楽天LIFULL STAYは、楽天とLIFULLの共同出資による民泊事業会社。住宅宿泊事業法(民泊新法)施行後に民泊サイト「Vacation Stay」(仮称)を開設する予定だ。
民泊新法では、営業日数が年間180日に制限されており、貸主である事業者にとっては民泊のみの営業では空白期間が生じることが予想される。一方、30日以上という中期利用を望むユーザーも多いことから、このたびマンスリー(短期賃貸契約)型のマンション紹介サイトの運営開始に至ったとしている。
開設予定の民泊サイトを通じて、既存のマンスリーマンション事業者も契約空白期間を民泊として貸し出しやすい環境を整えていくとのこと。今後、マンスリーマンションサイトと民泊サイトを一体的に運営していくことで、貸主とユーザー双方に最適なサービスを提案する。
LIFULLが運営する不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」トップページにも「マンスリーマンション」カテゴリを設け、「LIFULL HOME’S マンスリー」へ誘導する。ユーザー向けには、問い合わせ前に利用料金をサイト上でチェックできるようにするなど、使い勝手の良いサービスを拡充させていく予定。事業者向けには、物件の管理画面をわかりやすく直感的なものにするほか、2017年内には新たな在庫管理システムを導入し、空いている在庫・期間が自動登録され、管理画面上に表示するなどの機能を追加する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」