楽天LIFULL STAY、台湾の民泊サイト「AsiaYo.com」と提携

　楽天LIFULL STAYと台湾の民泊・バケーションレンタル予約サイト「AsiaYo.com」を運営するAsiaYoは7月20日、民泊事業において業務提携したと発表した。

　これにより、楽天LIFULL STAYは開設予定の民泊サイト「Vacation Stay」（仮称） に掲載する国内民泊物件を「AsiaYo.com」に供給する。AsiaYo.comのユーザーは、Vacation Stayに掲載される民泊施設の予約が可能になる。

　AsiaYo.comは、2014年のサービスを開始した民泊・バケーションレンタル予約サイト。韓国やタイでもサービスを展開しており、その他アジア各国、地域への進出を予定している。両社で台湾を含むアジア地域から訪日旅行者へのマーケティングを実施し、日本に対する認知拡大と送客強化に寄与するとともに、高まる宿泊需要に対応する民泊サービスの提供を目指す。

　楽天LIFULL STAYでは、住宅宿泊事業法施行後のサービス開始を目指し、日本国内における民泊物件の開拓、拡大に取り組んでいる。AsiaYoとの提携により中国語、韓国語、英語などの母国語サポートなどにも力を入れていく方針だ。

　日本政府観光局によると、台湾からの訪日外客数は2016年度に400万人を超え、中国、韓国に続く第3位。台湾からの訪日旅行者数に加え、AsiaYo.comのユーザーは家族や友人等のグループで民泊を利用し、複数の部屋がある物件を好む傾向が見られるため、楽天LIFULL STAYが予定している空き家を活用した民泊施設に対する需要も見込めるとしている。

　楽天LIFULL STAYは、楽天とLIFULLが共同出資する民泊事業を手がける子会社。7月にはエクスペディアグループの民泊サイトであるホームアウェイとの提携も発表している。