Facebookが、「Messenger」に企業や開発者向けの新ツールを追加した。このメッセージングプラットフォームでビジネスエコシステムを構築する上での次なるステップとなる。
Messenger、そして傘下のメッセージングプラットフォーム「WhatsApp」について、最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏は「収益化について語るのはまだ早い」と述べた。
さらにZuckerberg氏は第2四半期決算発表の電話会見で、「これについては少しスピードを上げて取り組みを進めたいと思うが、長期的には正しい方向に持っていけると確信している」と述べた。「メッセージングに関してわれわれが今、戦略的に本当にやらなければならない最大の課題は、ユーザーが企業と組織的にやり取りできるようにすること、そして、それをユーザーと企業の双方にとって良好なやり取りにすることだ」(Zuckerberg氏)
Facebookは、企業と顧客の自然なやり取りの基盤を成す「Messenger Platform」のバージョン2.0を4月にリリースしたばかりだ。今回発表されたバージョン2.1には、Facebookが目指しているよりオーガニックな体験を開発者が構築できるよう支援する新機能が含まれる。
新しい機能とツールには、以下が含まれる。
Messengerも「WhatsApp」も、月間アクティブユーザー数は12億人を超えている。Facebookの最高財務責任者(CFO)を務めるDavid Wehner氏は、収益化の観点から、「われわれはWhatsAppとよりもMessengerとの連携を進めている」と述べた。Facebookは、すでにMessenger上のごく一部のユーザーを対象に広告配信を開始しており、今後はそのグローバルベータ版をリリースする計画だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス