Mark Zuckerberg氏は6月、シカゴで開催された「Facebook Communities Summit」で登壇した際に、より優しく穏やかなFacebookについて語った。それは、同氏がよく口にするような「世界をよりオープンでつながれたものにする」ことだけを目的にしたものではなく、さらに一歩進んで「世界のつながりをより密にする」ことを目指すものだった。
Facebookは、オンラインと実生活の両方で、人々の関わりを強化し、人々が共通の関心を通じてつながれるようにしたいと考えていると、同氏は述べた。
そのメッセージを支持するかどうかは別として、この新しい信念が、人々をつなげることを目指すFacebookグループの管理者を対象に初めて開催されたFacebook Communities Summitの中心だった。ライブ動画配信サービス「Facebook Live」で暴力的な動画が配信される問題から、世界最大規模のソーシャルネットワークとして偽情報が拡散する問題にいたるまでのさまざまな論争に取り組む中で、最高経営責任者(CEO)のZuckerberg氏とそのチームにとっては重要な会合だった。
しかし、人々をつなぐことには、Facebookがあまり触れることのないもう1つの側面がある。つまり、ビジネス上の効果だ。
Facebookがアナリスト予想を上回る決算を報告した米国時間7月26日には、その点が明らかになった。2017会計年度第2四半期(6月30日締め)の売上高は、45%増の93億ドルと、アナリスト予想の92億ドルを上回った。利益も69%増加して1株あたり1.32ドルとなり、アナリスト予想の1.13ドルを上回った。
Zuckerberg氏は26日の声明で、「素晴らしい第2四半期と2017年上半期だった」と述べ、「われわれのコミュニティーには現在、20億人の人々がおり、われわれは、世界のつながりをより密にすることに注力している」とした。
より正確には、月間ユーザー数は20億1000万人で、1日あたりの訪問者数は13億2000万人だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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