「Adblock」や「Weblock」など、人気の高い広告ブロックアプリの開発者が、アプリのアップデートをAppleから却下されている。その理由は、App Storeの審査ガイドラインに違反したというものだ。
9to5Macの報道によると、この違反はガイドラインの第4.2.1項(下記)に関連したものだという。
アプリケーションではその用途に合ったAPIおよびフレームワークを使用し、アプリケーションの説明に記載してください。たとえば、HomeKitフレームワークではホームオートメーションサービスを提供する必要があります。HealthKitは健康とフィットネスの目的で使用され、ヘルスケアアプリケーションで使用される必要があります。
つまり、アプリ内に表示される広告を消去するためにVPNやルート証明書を使うことは、「その用途に合ったAPIおよびフレームワーク」を使用していることにならず、ガイドラインに抵触するというわけだ。
ただしAppleは、先の報道に対してすばやく反論し、これはポリシーの変更ではなく、既存のポリシーを適用した結果にすぎないと述べている。
「これは新しいガイドラインによるものではない」とAppleは声明の中で述べている。「App Storeでは、他のアプリのパフォーマンスや機能の妨げになるようなアプリを許可していない。われわれは、開発者がアプリから収益を上げる多くの手段の1つである広告を常に支持している」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス