町丁目単位でターゲティング可能--自動車に特化した広告配信サービス「CAR TRACE」

 広告配信プラットフォーム(DSP)事業を展開するマーベリックは6月8日、自動車データに特化したエリアターゲティング広告サービス「CAR TRACE」の提供を発表した。


 CAR TRACEは、自動車検査協会から提供を受けた車検データを使ったターゲティング広告配信システム。同社のオフライン広告システム「Sphere Paper」が持つデータを組み合わせることで、初年度登録年度や走行距離、ブランド車種名や年収などのセグメントに整理。町丁目・市区町村単位の細かいエリアターゲティングが可能になり、車の買い替え検討ターゲットへのアプローチや、高収入かつ競合車保有ターゲットへのアプローチが実現するという。

 自動車データを使ってどのように広告配信するかはクライアント次第だが、例えば、特定のエリアでトヨタ車のオーナーが周囲のエリアと比べて多い場合、「トヨタのプリウスオーナーに広告を出したい」という要望や、買い替えが想定される「所持年数7年以上の車を持つユーザーへの広告配信」、子どもが巣立って夫婦2人暮らしになった高齢者向けにコンパクトカーの広告を出すといったことができる。

 自動車関連のデータは、オフラインでは数多くのデータが存在するが、ウェブのプロモーションに生かせていない課題があった。そのため、これまでの自動車業界のウェブプロモーションは、ウェブ上での行動データをベースにしたものが主流だったが、CAR TRACEにより、オフラインの自動車関連データをウェブプロモーションに生かすことが可能になった。

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