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AMDは新プロセッサ「EPYC」と新ロードマップで市場奪還を目指す

John Morris (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2017年05月23日 07時30分
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 2017年の最初の「Zen」プロセッサ発表は、Advanced Micro Devices(AMD)が再び強力になるための大きな一歩だった。Zenプロセッサは、同社が競争可能なCPUを高度な処理で設計・製造できることを示した。だが、IntelとNVIDIAから事業を奪い返すためには、さらなる行動が必要なことをAMDは知っている。

 同社のアナリスト向けカンファレンスで、AMDは今後数年間競争力を保つための、さらなる新製品とロードマップを発表した。


 最大のニュースは、「Naples」というコードネームのサーバ向けZenプロセッサを、新ブランド「EPYC」(さらば「Opteron」)の下で6月に発売する計画を認めたことだ。EPYCは最高32コア(64スレッド)で、シングルあるいはデュアルソケットのサーバ向けに設計された。こうしたサーバは市場の大半を占め、AMDはここ数年対応製品がないため敗北してきた。

 各プロセッサは8つのメモリチャンネルを持ち、PCI Express 3.0のレーン数は128。「Infinity Fabric」で接続した2つのEPYCプロセッサを搭載したデュアルソケットサーバは、32枚のDIMMで4TBのメモリを搭載可能だ。初披露されたEPYCの画像から、AMDがいかにして14ナノメートルプロセスの32コアプロセッサを製造したかが分かる。Intelも最近説明している方向性と同様に、シングルチップにまとめたより高度な歩留まりを4つのチップに分割することで実現した。


 AMDは新しい設計で、デュアルソケットサーバ市場での競争力を強化できるはずだが、実際の戦略は、より高価なIntelの「Xeon E5」システムの一部をEPYC搭載の安価なシングルソケットサーバで置き換えることにあるようだ。AMDのサーバ事業責任者、Forrest Norrod氏は、AMDのデュアルソケットサーバ市場のシェアは0%のため、低価格システムと競合することはないとしている。顧客企業の一部は現在、メモリあるいは入出力帯域幅を確保するために、わずか1つのXeo E5を搭載するデュアルソケットサーバを購入している。AMDは、EPYC搭載のシングルソケットサーバは、現行のIntelのデュアルソケットシステムよりも多くのコア、同じメモリ容量と帯域幅、さらに多くのPCI-Express 3.0レーンを提供できると主張する。

 AMDの最高経営責任者(CEO)、Lisa Su氏は次のように語った。「われわれには失うものはほとんどなく、提供できるものが多数ある。データセンターは今後数年のうちに大きく変わるだろう」

 同社は、Naplesで2桁台の市場シェアを取り戻すという比較的控えめな目標を掲げているが、それだけでも大幅な売上高増を意味する。AMDはさらに、7ナノメートルプロセスで製造する「Zen 2」アーキテクチャベースの「Rome」、7ナノメートル+プロセスで製造する「Zen 3」ベースの「Milan」を含む、長期的なEPYCのロードマップを、詳細の説明はしなかったが披露した。

 AMDは既にデスクトップ向けの「Ryzen 7」と「Ryzen 5」を出荷している。同社は、6月末までに各社からこれらのプロセッサを搭載したPCが発売されると語った。同社は、「Ryzen Threadripper」と名付けた新しいハイエンドプロセッサも発表した。これは、16コア(32スレッド)で、より大容量のメモリと帯域幅を持つという。この新プロセッサは5月30日から台湾で開催のComputexで披露される。

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