4月18日〜4月24日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。
Appleは毎年、Earth Dayに向けて、同社の取り組みを発信している。2016年には、直近のiPhone SE/iPad Pro 9.7インチモデルの発表会において、同問題に対処する役員、リサ・ジャクソン氏が、Appleの気候変動について説明した。
2017年は、Earth Dayに合わせて「環境」ウェブサイトを更新し、最新の情報とともに、Appleが今何をしているのか、親しみやすいアニメーションのビデオを公開して、幅広く伝えた。また、これは毎年恒例になっているが、Earth Dayに合わせて、Apple直営店の正面にあるロゴマークのリンゴの葉の部分を緑に変えるなどの装飾も施した。
Appleはこれまで、気候変動に対応するべく、Appleの事業に関わる電力を100%再生可能エネルギーに転換することをゴールとして、自社施設での太陽光発電の導入などを進めてきた。2016年の段階で、世界でAppleが使用する電力の93%を再生可能エネルギーに転換したと進捗を報告してきたが、2017年の最新の数字では96%へとその数字が向上した。
Appleが太陽光発電の設備への投資を強めた背景には、オバマ政権時代に、太陽光発電設備建設の費用の一部を減税する措置があった。例えばデータセンターや新社屋が太陽光発電の設備を持つことで、そのコストの一部を減税に充てることができる。もちろん、将来的な発電による電力コストの低減と、それに伴う二酸化炭素排出量の削減にもつながる。
しかしトランプ政権は、地球の気候変動に対して懐疑的な見方を示しており、化石燃料の米国での採掘と輸出によって、環境問題よりも雇用問題の解決を優先するとの見方が広がっている。
気候変動以外のゴールについても示す動きをAppleは打ち出している。以前から取り組んできた領域であるが、製品のリサイクルによる再資源化を行い、新たな資源を使わず製品を作るサイクルを作り出そうというコンセプトだ。
現在のApple製品は、アルミニウム、ガラスを中心とした外装を、各ラインアップで採用している。こうした素材の共通化が進んでいることから、新しい素材とデザインを売りにする最新デバイス以外については、再資源化された材料での製品作りが可能だと考えられる。
地球環境について考えたい「Earth Day」--一部のApple Storeも特別仕様に(4/20)多くの人々が注目している新しいiPhoneだが、大幅な刷新が伴うことから製造開始時期がずれ込み、10〜11月の量産開始になるとの予測が出されている。
ユーザーとしては早く手に入れられるようになって欲しいし、Appleとしても新型モデルの爆発的な売れ行きを、ホリデーシーズンのiPhone販売台数に含めたいはずだ。
「iPhone 8」量産開始は10〜11月にずれ込む?--原因は「大幅なアップグレード」(4/25)シャッターを押した瞬間の写真とその前後15秒ずつのビデオが記録されるAppleの新しい写真の形式、Live Photosはこれまで、iPhoneやMacなどの写真アプリから閲覧や共有を行う活用しかなかった。2016年には、Live Photosのビデオ部分を用いて編集してくれるアプリも出てきている。
Live Photosの活用をより拡げるべく、「LivePhotosKit」をJavaScriptベースで公開し、Live Photosのウェブ埋め込みを可能にした。
アップル、「Live Photos」をサイトに埋め込めるAPIをリリース(4/24)Appleが自動運転自動車について取り組みを継続していることが、公的な文書で明らかになっている。その中でも最新のものは、米国カリフォルニア州車両管理局(DMV)が公表した自動運転の試験を行う許可を交付した企業のリストにAppleが含まれていたことだ。
加えて、Appleがどんなことを公道で行おうとしているかも明らかになってきた。報道によると、Appleが自動運転の実験に用いるのは、Logitechのデバイスを搭載する2015年式のLexus RX450h(高級ハイブリッドSUV)が3台であることが分かった。また文書は、自動運転自動車のドライバーの養成のためのものだった。
アップルの自動運転プログラム、車両管理局の文書で新たな内容が明らかに(4/24)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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