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次期iPhoneを予定通りに製造できるのか--Appleニュース一気読み

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 4月4日〜4月10日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。

 Appleの次期iPhoneについては、これまで以上に大きな期待が高まっている。10周年記念モデルとなること、そしてディスプレイ、新しい指紋認証とセキュリティ機能、カメラ機能向上、ワイヤレス充電などが望まれ、また見込まれている。iPhone 7以上の販売台数が見込まれる中、ライバルの動き、そしてApple自身の戦いについて、注目している。

AppleとSamsungの関係

 Samsungは2016年、GALAXY Note 7の発火に端を発した問題で、フラッグシップスマートフォンを販売できない状態に陥ってしまった。再起をはかる同社は、GALAXY S8をリリースし、2017年のハイエンドスマートフォンの「基準」を打ち立てた格好だ。

 GALAXY S8は、左右を曲面ディスプレイで包み込む「Infinity Display」と呼ばれるフォームファクターを持つ。また上下のベゼルも非常に小さくし、物理ボタンを排除した。ディスプレイ品質は「最高」と評価され、有機ELディスプレイパネルのトップメーカーの威信を保っている。

 AppleはSamsungに有機ELパネルを発注したと言われている。GALAXY S8は上下にわずかに縁、つまりディスプレイがない部分があるが、AppleのiPhoneがこれを埋めてくれば、例え曲面ディスプレイでなくても驚きを与えるかもしれない。

 CNETの記事では、そうしたデザインを可能にするパネルを、SamsungがAppleに供給するか?と言う疑問を投げかけているが、敵に塩を渡す格好となったとしても、ディスプレイ部門の手堅いビジネスを継続することを考えれば、iPhone向けのディスプレイで技術力を見せつけておくべきだとも思う。

 さて、現在米国では、シリアに対するミサイル攻撃に寄せて、「北朝鮮を含む国々に対する警告である」とのホワイトハウスからのメッセージを大きく採り上げている。

 朝鮮半島情勢は緊張度が非常に高まっている状況であるが、米国の先制攻撃による半島有事となった場合、そして北朝鮮が韓国に報復の攻撃を行った場合、その期間や被害状況にもよるが、少なからず、韓国社会と経済の混乱が生じることとなる。これは、ディスプレイやメモリなど、世界中のスマートフォンが頼っている韓国製のパーツの供給に支障が出る可能性が高い。

 現在Appleは今年も、iPhoneやiPadを9月以降に発表・発売する計画しているだろう。しかし、攻撃の時期や交戦の期間によっては、この製造に影響が出てくると考えられる。もちろんそもそものパーツの供給能力も問題があるが、それ以外の地政学的な問題をふまえ、注目していく必要があるだろう。

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グラフィックスチップを内製化か

 Appleのパートナーである英国Imagination Techinologiesは、Appleが今後、独自のグラフィックス技術を採用していくことから、Imaginationの技術への依存度を下げていくとの見方を示した。同日、Imagination株は大幅安となった。

 AppleはImaginationの最大顧客であり、また株式の8%を保有する株主でもある。iPhone、iPad、Apple Watch向けのグラフィックス技術を提供しており、販売台数に応じたロイヤリティ料を受け取っているなど、長年の付き合いがある。

 Imaginationによると、AppleがImaginationの特許を回避しながら新しいグラフィックスアーキテクチャを構築することは非常に難しいはずだ、としており、Appleからどのような手法で独自のグラフィックス技術を開発するのか、示されていないという。

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Mac Proの刷新とロードマップの公開

 AppleはMac ProのXeonプロセッサをアップグレードし同時に、2018年以降にMac Proを、プロセッサとグラフィックスを乾燥できるモジュール型デザインを採用したモデルへとフルモデルチェンジすることを発表した。

 またiMacについても、プロフェッショナルユーザーを満足させるマシンを2017年後半に披露することを約束している。

 AppleはMacラインアップについて、アップグレードの周期が長期化しており、MacBook Proこそ2016年に刷新したが、iMacは1年半、Mac Proに至っては3年半以上放置されてきた。このことから、株主やプロユーザーから、Mac軽視、プロフェッショナルユーザー軽視といった批判を浴びてきた。

 Appleが将来の製品のロードマップを示すことは珍しく、製品を発表する段階にないものの、既存のユーザーのMac離れを回避するためのメッセージを送った、と見ることができる。

 Appleは改めて、Mac製品に対してタッチパネルを用意する考えがないことを明言した。他方、2017年に大きな刷新を加えるとみられるiPad Proについては、パフォーマンスやアプリの面で、Macと同時に利用するようなスタイルをより追究していくことになるのではないかと考えられる。

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セキュリティにはご用心

 Appleは、アップグレードしたばかりのiOS 10.3にセキュリティ等の改善を施したiOS 10.3.1をリリースした。100Mバイトに満たないアップデータだ。

 米国でも問題になったCIAのハッキングツールに関するリークなどもあり、Appleをはじめとしたテクノロジ企業は、セキュリティに関して非常にセンシティブに行動している。小幅でもすぐにアップデータを用意するのは、そうした意識の表れとも言える。

 またiCloudのハッキングについては、まだ不透明な話が多い。億単位のアカウントをハッキングしたとの英国のハッカー集団からの声明が出されているが、Appleはこれを否定している。同時に、アカウントをユーザー自身で守ることも喚起しており、2段階認証などの手段を講じるべきだろう。

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