自動運転の問題を解決するには、路上の自動車や歩行者、自転車だけでなく、人間のドライバーが日々対処するさまざまな気象条件も考慮に入れる必要がある。新興企業のDrive.aiは、新たに公開したこの動画で、同社の自動運転技術が雨の降る暗い夜でも機能する性能を備えることを証明しようとしている。
自動運転車の車内から撮影されたこの動画を見ると、自動運転技術がカリフォルニア州マウンテンビューの郊外をどのように走行するのかを確認できる。雨の降る暗い夜という厳しい環境にもかかわらず、自動車は車線内の位置を維持してカーブを曲がり、信号などの交通情報も処理しているようだ。この動画は、長時間の運転を4分以内に収めるため、早送りで再生される。
雨が降ると、道路が濡れて表面の反射が強くなるので、自動車のセンサの誤動作が増えるようだ。自動車のコンソールのディスプレイには、LiDAR(光検出と測距)データを含むセンサ画像が表示される。
Drive.aiの動画は、先週General Motors傘下のCruise Automationが公開した動画に続くものだ。その動画では、Cruise Automationの技術を搭載した「Chevrolet Bolt」が晴れた日のサンフランシスコを走行し、交通や交通信号、さらには二重駐車したトラックにも上手く対応する。
いずれの動画も、自動運転技術の長足の進歩と素晴らしい将来性を示している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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