自動車メーカー各社が計画通りに取り組みを進めれば、今後数年間でますます多くの自動運転車を公道で目にすることになるだろう。しかし、Airbusが計画を実現するならば、自動運転車は予想していたよりも早く、過去の話題となるだろう。
同社は、空飛ぶ自動運転車のプロトタイプを2017年末までに飛行させたいと考えている。ミュンヘンで開催されたDLDカンファレンスで現地時間1月16日、最高経営責任者(CEO)のTom Enders氏が明らかにしたと、Reutersが報じている。
「100年前、都市交通は地下へと潜った。われわれには現在、地上へと舞い上がるために必要な技術的手段がある」と同氏は述べた。
大手航空宇宙企業である同社がこの技術に取り組むことを初めて表明したのは、2016年8月のことだ。同社は当時、空飛ぶ自動運転タクシーの実現を目指すと発表した。「バッテリ、モーター、航空電子機器など、必要な技術の多くがほぼそれを実現できるレベルにある」と、Airbusで新興プロジェクトを統括する幹部であるRodin Lyasoff氏は述べていた。
Enders氏は16日、空飛ぶ自動車が都市部インフラコストの引き下げにつながることを同社は期待していると言い添えた。また、Airbusはできる限り環境に優しい方法でこれを実現するとした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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