スバル(富士重工業)がカリフォルニア州車両管理局(DMV)から自動運転技術の試験許可を取得したことが、米国時間2月9日までに明らかになった。同局のリストによると、これでスバルは、BMW、本田技研工業(ホンダ)、Waymo、NVIDIA、Delphiといった自動車メーカーやサプライヤーの仲間入りをしたことになる。現在、カリフォルニア州では全部で22のグループが、自動運転車を公道でテストする許可を得ている。
目下のところ、スバルは半自動運転の技術に本格的に乗り出してはいない。同社の「アイサイト」は、アクティブおよびパッシブな運転支援機能を組み合わせたもので、自動運転よりも安全性に重点を置いている。アイサイトの搭載車両は、アダプティブクルーズコントロール(ACC:定速走行・車間距離制御装置)、自動緊急ブレーキ、車線逸脱警報の機能を備える。
スバルはいずれこうした機能に加えて、時速約65km以下で走行時の車線保持制御や自動発進停止に対応するシステムを導入する計画だ。また2020年までに、車線変更を自動化するシステムも実現したいと考えている。
そうしたシステムのテストをするなら、やはり場所はカリフォルニア州のほかにない。そうでなければミシガン州だ。
自動車メーカー各社による公道での条件付き自動運転テストは数を増しつつある。先日、General Motors(GM)傘下のCruise Automationは、サンフランシスコ周辺での23分間にわたる無人ドライブの様子を収めた動画を公開した。また、Volvoも自動運転車を開発しており、一部の車両をテスト用としてUberに提供した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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