米トレジャーデータは11月8日、シリーズC(会社設立以降の事業拡大の状況に応じて行われる第3段階目の投資のこと)ラウンドで総額約2500 万ドルの資金調達が完了したと発表した。これにより、トレジャーデータがこれまでに調達した合計資金額は、約5400万ドルになるという。
トレジャーデータは、2011年12月に米国シリコンバレーで設立された企業。デジタルマーケティングやIoTといったデジタルトランスフォーメーションに欠かせないクラウド型のライブデータマネジメント(LDM)プラットフォーム「TREASURE DMP」を提供している。日本では、2012年11月に国内の事業開発および、技術開発の拠点としてトレジャーデータを設立している。
今回、SBIインベストメントと産業革新機構が新規投資家として加わっており、既存投資家としてシエラ・ベンチャーズ、スケール・ベンチャー・パートナーズ、アイティーファーム、アメ・クラウド・ベンチャーズ、ビル・タイ氏、電通デジタル投資事業有限責任組合からも追加投資を受けている。
同社では、システム開発や営業、マーケティングなどの各事業分野を強化すると同時に、これらの分野における有能な人材確保に努めるとしている。また、産業革新機構からの経営サポートを受け、日本国内における事業基盤のさらなる強化を図るという。
さらに、ライブデータマネジメント領域に注力し、日本をはじめとする世界中の事業会社の課題となっているデジタルトランスフォーメーション、特にデジタルマーケティング領域やIoT領域におけるビッグデータの利活用に関して、速やかにソリューションを提供し、新たなビジネスの創出を目指すとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス