朝日インタラクティブは2月18日、東京オリンピックが開催される2020年を契機として各産業や業界がテクノロジによってどのようなパラダイムシフトを遂げるのか、2020年以降の未来に向けてどのようなイノベーションが世の中を変革させていくのかを考えるイベント「CNET Japan Live 2016 Target 2020~テクノロジーがもたらすパラダイムシフト~」を開催。展示会では、トレジャーデータが、同社のクラウド型データマネジメントサービスに関する活用事例の展示を行った。
同社のデータマネジメントサービスでは、サーバのアプリケーションログ、モバイルデバイス、Bluetooth、デジタル広告のデータなどのデータソースから収集したデータに対して、クラウド上で整理・解析処理を行い、さまざまなシステムと連携することができるという。リブセンスが運営する不動産仲介サービス「イエシル」の物件情報データベース構築においても、クローリングした物件データの収集、整理において同社の技術が活用されているとのこと。
事例として展示されていたのは、ブログウォッチャーと共同で開発したインバウンド(訪日外国人)向けO2Oソリューションの構想図。海外でアプリをダウンロードした見込み顧客が日本に入国したときや、店舗が所在するエリアに入ったとき、店舗に入店したときなどに店員に通知をプッシュできることにより、より充実した接客が行うことができるほか、蓄積したユーザーの行動データを解析してマーケティングに活用することができるという。
トレジャーデータのマーケティング担当ディレクターである堀内健后氏は、こうしたソリューションについて「Wi-FiやBeaconなどを活用して蓄積された行動ビッグデータの蓄積、解析によって、リアル行動ターゲティングへの活用や広告効果の測定、マーケティングデータとしての活用など可能性が拡がる」とコメント。例えば外食チェーン大手の「すかいらーく」などでは、膨大な来店データをトレジャーデータのソリューションによって蓄積・解析し、スマートフォンアプリを通じて顧客に最適なクーポンやお知らせを配信することで、高い効果をあげているという。
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