Apple Watch Series 2は、世界的なApple Watchユーザーの買替え需要と、新たなスマートウォッチユーザーの獲得という2つの市場性がバランス良く調和していくと予測する。
その中で、日本は他の国々とは異なる動きを見せると、筆者は予測している。その理由は、Apple Watch Series 2の日本向けモデルに内蔵されたFeliCaチップの存在だ。
Apple Watchはこれまで、NFCを内蔵し、世界各国でのApple Payをサポートしてきた。ユーザーはiPhoneアプリ経由でApple Watchにクレジットカードを登録し、店頭での決済を行える仕組みを実現してきた。
Apple Watch Series 2では、これまでのNFCに加え、日本向けモデルではFeliCaを内蔵した。これにより、Suicaでの決済や、iDやQUICPayを利用したクレジットカード決済を、日本の既存のインフラで実現することができるようになった。
FeliCa内臓はiPhone 7/7 Plusでも実現しているが、Apple Watch Series 2がより脚光を浴びるのは、iPhone 7シリーズがなくても、Apple Watch Series 2とiPhone 5以降の組み合わせで、Apple WatchでのApple Pay店頭決済が可能になるからだ。
最新のiPhoneを買わなくても、Apple Watch Series 2を追加するだけで、手首で改札を通ったり、コンビニでの買い物ができるようになる。
しかも、JR東日本によると、これまでのSuicaと同様に速度にこだわり、これまでと遜色ない改札通過を実現すると見られる。Apple Payのスタートは10月下旬とアナウンスされている。
その使い勝手は、追ってレビューをお届けするが、品薄になる前に使い始めておいてもよいだろう。
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