McLaren Technology Groupは英国時間9月21日、Appleが同社への出資を検討しているとの報道を否定した。McLarenは、高度な自動車工学やソフトウェア技術で知られる「Formula 1」(F1)コンストラクターだ。
「McLarenは、いかなる出資の可能性についてもAppleと協議していないと断言できる」とMcLarenの広報担当者は述べた。
Financial Times(FT)は同日、両社間の交渉をよく知る3人の人物の話として、Appleが「McLarenの完全買収または戦略的投資を検討している」と報じていた。McLarenは10~15億ポンドと評価される可能性があり、交渉は数カ月前から続いているとFTは報じた。
Appleはコメントを控えた。
Wells Fargo SecuritiesのアナリストであるMaynard Um氏は投資家宛てのメモに、「McLarenは高級車で最もよく知られているが、McLaren Applied Technologies(MAT)部門は、Apple(やその他の企業)にとってより興味深い対象であるにちがいない」と記している。Um氏によると、特に関心を引くのはMcLarenのセンサや予測分析技術だという。さらにMcLarenの設計要素、エンジニアリング、電子制御システムなどが関心を高める要素となるだろうと同氏は述べた。
Appleは9月に入り、Project Titanの取り組みを一部中断し、「数十人の従業員」を解雇したとThe New York Times(NYT)が報じていた。
軽量素材の製造や、車載エレクトロニクスおよび車両運動性能の開発などで、McLarenの技術は自動車業界で最高レベルであると広く認識されており、そのすべてが同社をAppleにとって魅力的な買収対象としているようだ。
さらにNYTは21日、AppleがサンフランシスコのLit Motorsと買収交渉を進めていると報じた。Lit Motorsは、自立式電動バイクの開発に取り組む小規模な新興企業だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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