Appleが、シアトルを拠点に機械学習と人工知能(AI)に取り組む新興企業Turiを約2億ドルで買収したという。GeekWireが最初に報じた。AppleはAIの分野で、GoogleやAmazon、Facebookとの競争を見据えている。
Appleはこの買収について明言していないが、「Appleは小規模な技術企業を適宜買収しているが、通常、当社の目的や計画については説明しない」との声明を出した。
Turiは、AIソリューションを構築する開発者を支援している。Turiの複数の開発者向けツールが、Appleの大規模な開発者コミュニティーに提供されるのかは不明だ。また、Turiの人材や知的財産が買収対象に含まれているかどうかは明らかではない。
Turiのチームはこれまでどおりシアトルで活動を続けるという。
Appleの最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏は7月、決算発表後の電話会見で「AR(拡張現実)にこれまでに多くの投資をしており、今後も続けていく」と述べていた。「AR)には長期的に力を注ぐつもりだ」(Cook氏)
Appleは2016年に入り、機械学習の新興企業Perceptioや自然言語処理を手掛けるVocalIQを買収している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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