Appleが自動運転車のプロジェクトの一部を閉鎖し、「数十人の従業員」を解雇したとThe New York Times(NYT)が報じている。
NYTは米国時間9月9日、匿名の情報筋らの話として、このプロジェクトに携わっていた担当者らは「自律走行車に対して、他の企業に実現できずAppleに実現できることは何かを明確にできずにいた」と報じた。
米CNETは、Appleにコメントを求めたが、回答は得られていない。
Appleの自動車プロジェクトと見らている「Project Titan」が問題を抱えていることを示唆する報道は、今回が初めてではない。
1年あまり前から、Appleが数百人ものエンジニアを投入し、自動車業界に大きな変革をもたらすべく急ピッチで開発を進めているとうわさされていた。しかしその後、このプロジェクトを統括していた2人の従業員がAppleを去ったと報じられていた。Mercedes-BenzからAppleに転職したJohann Jungwirth氏は2015年11月にAppleを離れ、Volkswagenに移った。2016年1月には、かつてFordに勤めていたSteve Zadesky氏が個人的な理由でAppleを退社している。同月、Titanのスタッフの雇用を凍結しているといううわさも浮上した。
NYTの記事には、Appleは「閉じた環境内の限られた走行ルートを使用して、複数の完全自律走行車をテスト中だった」と記されている。そうであれば、Titanはしばらくの間「ギアをニュートラルに入れただけの状態」なのかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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