Tesla Motorsの最高経営責任者(CEO)を務めるElon Musk氏は、Appleが競合する電気自動車に取り組んでいると確信している。ただし、同氏は競争を歓迎しており、Appleが電気自動車分野に参戦する可能性があることはTeslaにとって予期せぬ贈り物になるとみている。
「(Appleの参入は)業界を拡大することになる」と、Musk氏はBBCの取材に対して述べた。
Musk氏によると、「Project Titan」の名の下で少なくとも600人のエンジニアを採用したとみられているAppleの電気自動車計画は、「公然の秘密」だという。
「1000人を超えるエンジニアを雇用して何かに取り組むなら、それを隠しておくのは非常に難しい」(Musk氏)
Musk氏は以前、AppleがTeslaの従業員を引き抜いていると批判したことがあるが、Appleがそれまでに雇用したのはTeslaが解雇した人材だけだとして、Appleを「Teslaの墓場」と呼んだ。
実際、電気自動車市場における競争の激化に伴い、Musk氏はTelsaが独自の自律運転技術を進化させる中でノウハウを提供する機会が増えるとみている。
Musk氏がこれまで主張しているように、自動車の製造は、スマートフォン事業に採用されているのと同じアウトソーシングモデルには適していない。
Appleが次の数十億ドル規模の参入分野として自動車を選んだとの憶測は、同社が先ごろ「apple.car」「apple.auto」のドメインを登録したことで拍車がかかっている。Googleもこれに続くかたちで、数週間後に「google.car」「google.auto」のドメインを登録している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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