Crevoは9月5日、実写映像制作サービスの提供を開始すると発表した。
Crevoは、アニメーションに特化したクラウド動画制作プラットフォーム「Crevo」を提供しており、制作プロセスを専用の支援ツールでオンライン化することで、高品質でありながら低価格を実現。現在、IT・人材・小売・金融・不動産など幅広い業種で、約500社が利用しているという。
動画を活用したマーケティングに注目が集まるようになり、顧客の顔や現場の雰囲気をダイレクトに伝えることができるインタビュー動画やロケーション紹介動画など、従来、同社が得意としていたアニメーション表現だけでなく、実写映像を制作したいという要望に応えるため、クラウドソーシングによる実写映像制作サービスの提供を開始した。
実写映像制作は従来、企画や演出、スタッフ、機材、キャスト、ロケーション、制作期間などのさまざまな要素によって発生する費用の変動幅が大きく、最終的な見積金額がはっきりしないという課題があったという。今回のサービスでは、用途や条件をあらかじめ制限することで、一律料金を実現している。
従来の映像制作フローでは、制作を仕切るディレクターが利用者の要望を汲み取りながら、映像のストーリー構成をゼロから組み立てるのが一般的だという。Crevoでは、動画の種類に応じた複数のテンプレートを活用することで、企画・構成フェーズにおけるディレクターの作業負担を削減できる。なお、ストーリーテンプレートは、動画制作支援ツール「Crevo Basecamp」上の機能として、今秋に提供予定。
また、実写映像制作サービス開始にともない、マルチスペースの運営・プロデュース事業等を手掛けるYuinchuと事業提携を締結。Crevoの実写映像制作時に、Yuinchuが運営するレンタルスペース「GOBLIN.」と「糀屋箱機構」が運営するスタジオをロケ地として利用する場合に、ディスカウント料金および、特別な支払サイクルで利用できる。
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