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Facebookによる「検閲」の実情--射殺現場のライブ配信は許されるのか(FAQ) - (page 2)

Ian Sherr (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2016年08月29日 07時15分
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--「検閲」に関するFacebookの全体的なポリシーはどういうものなのか。

 Facebookが目指しているのは、人々が理にかなう範囲で自分自身を自由に表現できると感じられる場所になることだ。例えば、ヘイトスピーチやテロリズムのほか、ほとんどのヌードやポルノ画像も御法度である。授乳中の写真はFacebookで禁止されていると思っている人が多いが、それは誤りだ。

 この1年間、Facebookは検閲に取って代わるものとして「カウンタースピーチ」を推奨してきた。憎しみに満ちた投稿に対して、それは間違っているとコメントする方が、単にその投稿を即刻削除してしまうより効果がある、という論理だ。

 例えば、Facebookのコンテンツチームは、生々しい暴力の写真でも、「これは間違っている」というキャプションが付いていれば容認する可能性が高い。だが、暴力を賛美したり、ほかのユーザーに奨励したりするキャプションを付けて同じ写真を投稿した場合、Facebookがそれについて苦情を受けたら、その写真はおそらく削除されるはずだ。

--Facebookは法執行機関に協力しているのか。

 協力しているのは確かだが、その度合いは不明だ。Facebookの法執行機関関連の規約の多くは、ウェブサイトで説明されている。

 例えば、児童ポルノなど、未成年が関係する疑わしい行動については、Facebookは自動的に法執行機関に通知する。また、差し迫った危険や、確かに暴力の脅威があると判断した場合も、当局に通報する。

 さらに、Facebookによると、2015年7月~12月に米国で受けた1万9235件の法執行関連の要請の81%以上において、同社は少なくとも何らかのデータを提供したという。

--Facebookは言論の自由を制限することができるのか。

 言論の自由とは、皆さんが考えているものとは違う。アメリカ合衆国憲法修正第1条の冒頭には、「合衆国議会は(中略)言論の自由を制限する(中略)法律を制定してはならない」と書かれている。つまり、理にかなう範囲で、政府は国民の言論に干渉しない、ということだ。しかし、Facebookは政府ではないので、事実上、好きなように規約を定めることができる。

 そのため、Facebookには、ヌード画像やテロリズム、ヘイトスピーチを禁じる規約などの「コミュニティー規定」がある。

--Facebookには、複数の種類の動画があるのか。

 ある。動画はFacebookのメインサービスにも、同社傘下の写真共有サービスであるInstagramにもアップロードすることが可能だ。

 Facebookは新しいFacebook Liveも提供している。これは2月から順次提供されている動画ストリーミング機能だ。Facebook自体と同じく、Facebook Liveのライブフィードも無料で利用できる。

 この機能は「iPhone」やGoogleの「Android」ソフトウェアを搭載する端末向けのFacebookアプリに組み込まれている。使い方は極めて簡単だ。アプリを開いて、近況アップデートをタップし、ライブ動画を選択するだけで、世界に向けて配信を開始できる。

--Facebookはライブ動画を「検閲」できるのか。

 動画の中にFacebookのコミュニティー規定に違反する部分がある場合は可能だ。Facebookは特に人気の高いライブ動画をチェックする計画を検討しているが、通常は、同社の従業員がライブ動画を視聴しているわけではない。ユーザーが規約に違反した場合、コミュニティーがそれを通知してくれることにFacebookは頼っている。

--Facebookはなぜ有害な投稿を阻止できないのか。

 毎月、17億人以上のユーザーが同ソーシャルネットワークを利用しているため、Facebookがサイトに投稿されるすべてのものを監視するのは不可能だ。同社には、Facebookのサイトを取り締まる専任のチームが世界中にいるが、それらのチームも多くの場合、ユーザーコミュニティーが問題のある行動を通報してくれることに頼っている。

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