Googleは、モバイルコンテンツの妨げとなる迷惑広告への対策を2017年1月から開始する計画を、米国時間8月23日に明らかにした。
GoogleのプロダクトマネージャーであるDoantam Phan氏は、コンテンツを隠すようにして表示されるポップアップ広告、いわゆる「インタースティシャル広告」が含まれる一部のページは、検索結果の上位に表示されなくなる可能性があるとブログで述べた。Googleが排除を促そうとしているインタースティシャル広告の例として、ページ内の主要コンテンツを覆い隠すようにして表示されるポップアップ広告や、ページを閉じなければ主要コンテンツを表示させることができない独立型のインタースティシャル広告のほかにも、モバイルページで最初に表示される部分を占有し、ページの下にスクロールしないと主要コンテンツを表示させることができないインタースティシャル広告などがある。
これはGoogleがページランキングに使用する多数の「ランキング指標」のうちの1つにすぎないと、Phan氏は強調している。「検索クエリの目的は依然として非常に重要な指標であり、優れた関連コンテンツを含むページは今後も上位にランクされる可能性がある」(Phan氏)
インタースティシャル広告の中には、Googleが導入する新たな「指標」の影響を受けないものもある。こういったものには、一部の法律により表示が義務付けられているポップアップ(ユーザーの年齢確認のためのプロンプトなど)、サイトのログイン用ダイアログ(入力内容を公にインデックス化できない)、画面上の「妥当な」広さのスペースを使って表示され、簡単に閉じられるバナーなどがある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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